「ビジネス数学力検査(BMS)」は、数学検定を運営する公益財団法人日本数学検定協会が開発した、ビジネスパーソンに必要な実用的な数学力・数学技能を測定する検査です。
ビジネス数学力検査では、実務に即した形で数学力を5つの力(「把握力」・「分析力」・「選択力」・「予測力」・「表現力」)に分類し、ビジネスのシチュエーションに合わせた形の出題で、これらの力のレベルを測定します。
「5つの力」を測定することで、応募者の数理的な能力レベルを認識し、ビジネスパーソンとして今後活躍するために必要な数字に対する能力レベルを判断する指針となります。
受検方法もインターネット上で受検できるWBT(Web Based Testing)方式を採用し、受検結果は受検直後に表示されるので、結果確認もスムーズに行えます。
応募者の数理的能力の判断時にぜひともご活用下さい。
把握力 | 物事の状況・特徴を理解する力 データやグラフの意味を正確に把握する力 |
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分析力 | 規則性・変化・相関を見抜く力 データを高い精度で加工する力 |
選択力 | いくつかの事象から最適なものを選ぶ力 数理的な根拠をもとにして選ぶ力 |
予測力 | 過去のデータから未来を予測する力 事業の将来像を見抜く力 |
表現力 | 情報を正確に表現する力 物事を分かりやすく伝える力 |
把握力 | 予測力 | |
分析力 | 選択力 | |
表現力 |
出題される問題は、すべてビジネスシチュエーションに合わせた形で出題されます。ビジネスにおける数学の応用力を測定することができるほか、問題を解く過程で必要とされる論理的思考力がビジネスパーソンとしての底力を測定することが可能です。
入社した社員の方向けに、研修を実施しています。測定で社員全体・個々の強み・弱みがわかりますので、客観性の高い“社員の数理的能力把握”をした上で、研修を設計することが可能です。研修としては、ビジネスの各段階でどのような数字が関係するかを把握することができます。
受検方法 | ・WBT受検方式 |
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設問数 | ・30問(5者択一問題) |
所要時間 | ・60分 |
受検費用 | ・1,000円(1名あたり)※消費税別 |
把握力 | グラフの把握(折れ線グラフ・棒グラフ・円グラフなど)、労働時間の把握・給料の把握・簡単なデータの把握 平均値の把握・時差の把握・集合の把握 など |
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分析力 | 定価、利益の計算・売上高の計算・割合を用いた計算、金利の計算・為替差益の計算・仕入れ原価の計算 債権利回りの計算・税額(所得税など)の計算 |
選択力 | 交通機関の選択・数値の比較による選択、スコアシートによる選択・割合を用いた選択 期待値による選択 など |
予測力 | 到着時間の予測・平均を用いた予測、加重平均を用いた予測 一次関数・連立方程式を用いた予測 など |
表現力 | 折れ線グラフでの表現・棒グラフでの表現・円グラフでの表現、図表の適切なり使用法・関数のグラフ表現 バブルチャートによる表現 など |